SYグループ 経営ダッシュボード ㈱エスワイ・リンク

第7期 累計実績|2025年10月 〜 2026年5月(8ヶ月)
作成日:2026年6月12日|単位:円
出典:期間推移(月次)/部門別集計表/事業別収支実績/3PL顧客別損益実績
※税抜・管理会計ベース
累計 売上高
1億9,714万円
197,137千円
累計 売上総利益
5,241万円
粗利率 26.6%
累計 営業利益
496万円
営業利益率 2.5%
累計 当期純利益
712万円
経常利益 557万円
現預金(5月末)
1億2,950万円
10月比 +4,095万円
長期借入金(5月末)
1億4,235万円
12月に大型調達 +6,289万円
ネットキャッシュ
▲1,285万円
現預金−長期借入
純資産(5月末)
1,740万円
10月比 +428万円(+33%)
白銅依存度(売上)
69.5%
白銅 1億3,699万円
粗利率(累計)
26.6%
粗利5,241万円 ÷ 売上1.97億円
労働分配率(累計)
46.8%
人件費2,455万円 ÷ 粗利5,241万円
ARR(SaaS年換算)
1,067万円
MRR 約89万円×12(継続課金・5月)
SaaS比率(売上・累計)
4.3%
SaaS売上857万円 ÷ 全社売上
SaaS比率(粗利・累計)
9.9%
SaaS粗利518万円 ÷ 全社粗利(粗利率60%)

損益の月次推移

売上高・粗利・営業利益

売上高(棒)と粗利・営業利益(折れ線)。12月は営業赤字、以降は小幅黒字。単位:万円。
売上高売上総利益営業利益

主要レシオの推移

粗利率は10月36.6%をピークに20%台前半へ低下。営業利益率は1〜3%で薄利。労働分配率(人件費÷粗利)は45〜57%で推移。単位:%。
粗利率営業利益率労働分配率

SaaS事業(ソフトウェア売上のうちSaaS商品分)

SaaS商品別 売上(月次)

SaaS商品=trackerr・配録(POS)・イツクルLOGI・KURAud・HaKoPo。継続課金(MRR)の積み上がりと一時計上を可視化。5月のHaKoPo 130万円は初期一括(継続分は除外してMRRを算定)。単位:万円。

SaaS比率の推移(売上ベース/粗利ベース)

売上ベース=SaaS売上÷全社売上(累計4.3%)。粗利ベース=SaaS粗利÷全社粗利(累計9.9%)。SaaS粗利率は約60%と高く、利益貢献は売上シェアの倍以上。単位:%。
売上ベース粗利ベース

財務体質(B/S)の月次推移

資産・負債・純資産

2軸表示。左軸=総資産・総負債、右軸=純資産(破線)。純資産は10月1,312万→5月1,740万へ着実に増加(+428万・+33%)。単位:万円。
総資産(左軸)総負債(左軸)純資産(右軸・破線)

ネットキャッシュ(現預金−長期借入)

2軸表示。左軸=現預金・長期借入金(折れ線・0ライン共通)、右軸=ネットキャッシュ(赤破線・0より下がマイナス)。大型調達でネット有利子負債が拡大、5月末ネット▲1,285万円。単位:万円。
現預金(左軸)長期借入金(左軸)ネットキャッシュ(右軸・破線)

事業別 売上構成(8ヶ月累計)

売上構成

3PL(白銅・ムトウ)が売上の約85%。SaaS/受託は約7%。

事業別 営業利益(累計・黒字/赤字)

3PL白銅・ムトウと研究開発が稼ぎ頭。ソフトウェアは先行投資で営業赤字。単位:千円。

事業別 売上・粗利の月次推移

売上高の月次推移(積み上げ)

月次売上を事業別に積み上げ。3PLが土台、12月・3月に研究開発/ソフトのスポットが乗る。単位:万円。

粗利の月次推移(積み上げ)

月次粗利を事業別に積み上げ。3PLが土台、12月・3月に研究開発/ソフトのスポットが乗る。単位:万円。

事業別 損益サマリー 累計 2025/10〜2026/05

単位:千円。営業利益は全社共通費配賦前の事業段階利益(部門別集計より)。共通費等控除後の全社営業利益は496万円。
事業セグメント売上高売上総利益粗利率営業利益

SaaS / ソフトウェア事業の内訳

プロダクト別 売上(累計)

受託開発が最大。SaaS5製品の合計は857万円。trackerr・配録が主力。単位:千円。

ソフトウェア事業の損益構造

売上1,431万円・粗利712万円に対し開発費等の固定費が重く営業▲452万円。投資フェーズ。
項目金額(千円)
売上高(SaaS+受託+コンサル)14,310
 うち SaaS 5製品8,571
 うち 受託開発5,201
 うち コンサルティング538
売上総利益7,122
営業利益▲4,516

3PL 取引先別 売上・粗利の月次推移 10〜3月(顧客別明細の整備範囲)

3PL顧客別損益実績ファイルは10〜3月が顧客別に整備されています。4〜5月は全社・事業別実績には計上済みですが顧客別明細が未入力のため、本セクションは10〜3月を対象としています。

取引先別 売上(白銅/ムトウ)

白銅が3PL売上の大半。ムトウは月3〜4百万円規模。単位:万円。
白銅ムトウ

取引先別 粗利率

白銅は粗利率20%超で安定。ムトウは11%前後と薄利で、採算改善が課題。
白銅ムトウ

取引先別 売掛金残高の推移 10〜5月・全8ヶ月

取引先ごとの売掛金残高(=売上規模の代理指標)。チェックで表示先を切り替えできます。単位:万円。

3事業(3PL・ソフトウェア・コンサル)まとめ 8ヶ月累計

中核3事業を抽出した集計です。コンサルは現状ソフトウェア事業に包含されていますが、ここでは分離して表示しています(売上・粗利=事業別収支実績、段階営業利益=部門別集計より)。不動産・研究開発・業務委託は別掲(本まとめには含みません)。
3事業 売上計
1億8,226万円
全社売上の92.5%
3事業 粗利計
4,096万円
粗利率 22.5%
3事業 段階営業利益計
602万円
共通費配賦前
ソフトウェアの位置づけ
▲462万円
投資フェーズ・粗利率48%

3事業 損益比較 累計 2025/10〜2026/05・千円

段階営業利益は共通費配賦前。コンサルは少額ながら高採算、ソフトウェアは粗利率は高いが固定費先行で営業赤字。
事業売上高売上総利益粗利率段階営業利益営業利益率

3事業の売上構成

3PLが圧倒的主力(92%)。ソフト・コンサルは育成領域。

3事業の段階営業利益(千円)

3PLが利益の源泉。ソフトウェアの黒字化が中期の最大論点。

月次推移(実額)

3PL 売上の月次推移

月2,000〜2,300万円規模で安定。単位:万円。

ソフトウェア 売上・粗利の月次推移

3月・5月にスポット計上。粗利は緩やかに増加。単位:万円。
売上粗利
コンサルは月次内訳が未分離のため推移グラフには表示していません(当期累計:売上538千・粗利493千・段階営業利益+100千)。ソフトウェア月次にはコンサル分(累計538千、月平均約67千)を含みます。

通期(12ヶ月)見通し 8ヶ月実績の年率換算

通期 売上見通し(基本)
2億9,571万円
保守2.81億〜楽観3.05億
通期 営業利益(基本)
745万円
保守580〜楽観842万円
通期 当期純利益(基本)
961万円
保守796〜楽観1,058万円
売上 進捗率
66.7%
8ヶ月/12ヶ月(基本)

月次売上:実績 + 残4ヶ月見通し

10〜5月は実績、6〜9月は月平均2,464万円で延伸(基本シナリオ)。単位:万円。
実績見通し(基本)

通期 売上:3シナリオ

残4ヶ月の月次売上を 保守2,100/基本2,464/楽観2,700万円 で想定。単位:万円。

通期見通し 3シナリオ 楽観/基本/保守

単位:千円。8ヶ月実績を基準に残4ヶ月を年率換算。営業利益率は実績2.5%を基準に保守1.0%・楽観3.2%で想定。
項目8ヶ月実績保守基本楽観
前提と留意点
・通期=10月〜翌9月(12ヶ月)。本見通しは8ヶ月実績の年率換算による概算で、確定予算ではありません。
・当期純利益見通し=営業利益見通し + 既計上の営業外・特別純益(+216万円、うち1月営業外+140万円・2月特別利益+174万円は一時的要因)。残4ヶ月の追加的な営業外・特別損益は中立と仮定。
・不動産売却等の既知のH2イベントが実現した場合、純利益は上振れの可能性がありますが、本ダッシュボードは指定の実績ファイル範囲のみを根拠としています。

年度別の業績推移(FY2022〜FY2025・税抜/管理用)

粗利率(推移)
26.6%
22年度19.4% → 25年度26.6%(着実に改善)
営業利益(24年度)
598万円
22年度▲266万(赤字)→ 23年度に黒字定着
売上高(24年度)
3.14億円
3.1〜3.5億円で推移
当期純利益(24年度)
532万円
税抜・管理用ベース

売上高・粗利の年次推移

売上は3.1〜3.5億円で安定。粗利は拡大傾向。25年度は8ヶ月実績(途中)。単位:百万円・税抜。
売上高売上総利益

利益の年次推移

営業利益は22年度の赤字から黒字へ転換し定着。25年度は8ヶ月実績。単位:百万円・税抜/管理用。当期純利益は特別損益等の一時要因を含む。
営業利益経常利益当期純利益

粗利率・営業利益率の年次推移

粗利率は19.4%→26.6%へ一貫して改善。営業利益率も赤字から3%台へ。単位:%・税抜。
粗利率営業利益率

年度別 P/L サマリー

税抜・管理用(年度別シート合算)。25年度は2025年10月〜2026年5月の8ヶ月実績。単位:百万円。
項目22年度23年度24年度25年度
(8ヶ月)
売上高346349314197
売上総利益67697752
粗利率19.4%19.7%24.6%26.6%
販管費70637146
営業利益▲2.75.56.06.6
営業利益率-0.8%1.6%1.9%3.3%
経常利益▲1.27.25.37.2
当期純利益6.55.45.38.7
ポイント:粗利率が19.4%→26.6%へ一貫改善し、営業利益は22年度の赤字(▲266万円)から23年度に黒字転換し定着。低採算の実運送型から、利用運送・付加価値3PL・SaaSへと収益構造がシフトしてきた成果。売上規模は3.1〜3.5億円で横ばい〜微減だが、「量より質(粗利)」へ転換している。
※税抜・管理用(年度別シートを各月合算。租税公課から経営セーフティ共済を除外)。25年度は8ヶ月実績のため売上・利益の絶対額は通期比で少なく見える(比率は通期と比較可能)。当期純利益は固定資産売却益等の一時要因を含む。2021年度以前は税抜の月次データが無いため対象外。

長期キャッシュフロー予測(3シナリオ・5年)

現預金(起点・2026/5末)
1.29億円
長期借入 1.42億円/ネット▲1,285万
年間返済(初年度)
約3,830万円
補助科目別の実額。以降は逓減
借入完済の目安
約5
借入9本・新規調達なしの場合
+5年後 現預金(基本)
2,214万円
保守 ▲785万/楽観 5,714万

現預金残高の長期推移(3シナリオ)

起点1.29億から、営業CF−投資−借入返済で推移。返済負担が重く、利益が伸びないと残高は減少。単位:百万円。
楽観基本保守

借入別 残高の推移(積み上げ)

補助科目(借入先)別の残高ランオフ。新規調達がなければ約5年で完済。成沢役員勘定▲282万は別掲。単位:百万円。

借入別 残高一覧(2026年5月末)

金融機関9件のみ(役員勘定は別掲・本表から除外)。合計145,173千円=MF長期借入金142,351千円+役員勘定2,822千円。単位:千円。
借入先当初額残高金利(年)月返済残期間(目安)
京葉銀行(2260)45,00041,2501.75%7504.6年
京葉銀行(2261)20,00018,3352.30%3334.6年
京葉銀行(2076)30,00018,0001.30%5003.0年
千葉銀行(249)30,00017,5051.40%3574.1年
千葉銀行(632)20,00015,9922.00%3344.0年
千葉銀行(311)20,00013,5741.40%2384.8年
日本公庫(20494)25,00012,8101.18%3053.5年
京葉銀行(1981)10,0004,1551.60%1672.1年
千葉銀行(287)10,0003,5521.40%※2081.4年
合計210,000145,1731.18〜2.30%3,192約5年
金利(年)は各借入の返済予定表・金銭消費貸借契約証書からの確定値(9件中8件)。千葉287のみ推定(同種の千葉311実績1.40%を当てたもので原本要確認)。日本公庫(20494)は表面1.18%で、利子補給期間中の実効は約0.28%。確定金利ベースの加重平均は約1.65%、支払利息ベースの全体実効金利(保証料等込み)は約1.55%。役員勘定(成沢▲2,822千円)は性質が異なるため本表から除外(MF長期借入金142,351千円=本合計145,173−役員勘定2,822)。出典:返済予定表(法人)/MF会計 補助科目別。

借入条件メモ

金融機関の内訳:京葉銀行4本(2260/2261/2076/1981)計約8,174万円が最大。千葉銀行4本(249/632/311/287)約5,062万円、日本公庫1本 約1,281万円。当初額合計は2.1億円
金利:個別の確定金利は返済予定表・契約証書から確定(9件中8件)。最も高いのは京葉2261の2.30%、次いで千葉632の2.00%、京葉2260は短プラ引上げで1.50%→1.75%に改定。最も低いのは日本公庫の表面1.18%(利子補給期間中の実効は約0.28%)。確定金利ベースの加重平均は約1.65%、支払利息ベースの全体実効金利(保証料等込み)は約1.55%。
金利上昇の感応点:残高最大の京葉2260(4,125万円・短プラ連動)が変動金利のため、今後の利上げ局面では同行が最大の影響を受ける。固定化・借換えの検討余地。
返済の山:毎月返済 合計約319万円(年約3,830万円)。最大は京葉2260(@75万/月)。千葉287(1.4年)・京葉1981(2.1年)など小口から順次完済。
成沢役員勘定:▲282万円は役員勘定の貸借で銀行借入とは性質が異なるため本表から除外。金融機関9件合計145,173千円−役員勘定2,822千円=MF長期借入金142,351千円(MFと一致)。

基本シナリオ 年次CF内訳

営業CF=当期利益+減価償却−運転資本(経常的)。投資CF=SaaS・システム投資。財務CF=借入返済。単位:百万円。
項目+1年+2年+3年+4年+5年
営業CF+13+13+13+13+13
投資CF▲6▲6▲6▲6▲6
財務CF(返済)▲35▲37▲34▲26▲10
純増減▲28▲30▲27▲19▲3
期末 現預金10171442522
期末 借入金1077036100

+5年後 現預金(シナリオ比較)

営業CFの前提差(楽観20/基本13/保守7・百万円/年)で着地が大きく変わる。単位:百万円。
シナリオ営業CF/年+5年後 現預金評価
楽観+2057◎ 完済後も余力
基本+1322△ 完済するが手元薄い
保守+7▲8✕ 資金ショート懸念
黒田の警鐘:返済負担(初年度 年約3,830万円・逓減)が利益創出力を上回るため、どのシナリオでも現預金は当面減少する。特に1〜3年は返済の山で、保守ケースでは+4年で手元126万円まで細り+5年で資金ショート(▲785万円)の懸念。手を打つなら、①利益(営業CF)の底上げ=SaaS粗利の拡大、②借入の借換え・期間延長で年返済を平準化、③不動産売却等の一時的キャッシュインで手元を厚くする、のいずれか。借入9本は1〜5年で順次完済するため、完済の山を越えれば返済が消えCFは急改善する。

借入の完済タイムライン と 月次返済額の推移

上段=いつ完済するか(細いバーの右端が完済時点。右の数字=完済までの年数)。下段=毎月いくら返すかを、各年初時点の縦棒で借入別に積み上げ(棒の高さ=月返済額、色=借入)。年を追うごとに完済した借入が抜けて棒が低くなります。上段の完済時点と縦のグリッド(年)で対応。現在 約319万円/月 → 約5年で0へ。新規調達なしの前提。
※試算の前提(調整可):起点=2026年5月末の現預金1.29億円・長期借入1.42億円。年間返済=MF会計の補助科目(借入先)別残高から算定した実額(初年度約3,830万円、以降逓減し約5年で完済)。借入別残高の合計はMF長期借入金142,351千円と一致(検算済)。投資CF=▲600万円/年(SaaS・システム投資)。営業CF=当期利益+減価償却−運転資本の経常的な水準(楽観2,000万/基本1,300万/保守700万)。一時要因(特別損益)は除外。新規借入なしと仮定。税抜・管理会計ベース。実際の返済予定・金利は金融機関の返済予定表で随時更新する。

財務健全性の主要指標と一般的な水準

自己資本比率
7.7%
一般目安 40%以上が優良/要改善
借入月商倍率(ネット)
0.5
手元現金控除後・実質ほぼ無借金
借入月商倍率(グロス)
5.8
一般目安 1.5倍以内/高め
流動比率
270%
一般目安 120%以上/優良
借入金依存度
63.4%
一般目安 50%未満/高め

当社の状況 vs 3つの目線(中小平均・同業=利用運送・スタートアップ)

比較の前提:当社の物流事業はトラックを保有しない利用運送(フォワーダー型・アセットライト)です。車両・ドライバー・多額の減価償却や車両ローンを抱える実運送(道路貨物運送業:自己資本比率約33%・営業利益率1〜2%・固定比率166%)とは費用構造が根本的に異なるため、同業比較は利用運送/3PL(アセットライト)の目線で行います。加えてSaaS事業はスタートアップの目線(利益より成長を重視)で別評価するのが妥当です。
指標中小企業平均同業:利用運送/3PL(アセットライト)スタートアップ(SaaS)目線当社評価
自己資本比率約40%(小規模は約20%)車両不要で高めにしやすい(30〜50%)調達で変動・赤字/債務超過も許容7.7%△ 薄い
借入金月商倍率(グロス)1.5〜3倍車両ローン不要で低めが自然(〜1.5倍)デットより株式調達が中心5.8倍△ 高い
借入金月商倍率(ネット)実質負担で判断低い手元資金=ランウェイで見る0.5倍◎ 健全
借入金依存度50%未満が望ましいアセットライトで低め低い(株式中心)63.4%△ 高め
流動比率150〜200%アセットライトで高くなりやすい調達直後は高い270%◎ 優良
売上高営業利益率3〜4%付加価値3PL 3〜5%/単純利用運送1〜3%成長期は赤字許容(成長率優先)3.3%○ 同業圏
粗利率業種依存利用運送10〜20%/付加価値型はより高いSaaSは60〜80%と高い26.6%
(SaaS単体60%)
○ 良好
労働分配率50〜60%ドライバー不在で低め(実運送より軽い)人件費比率高だが粗利も高い46.8%○ 良好
ROE(自己資本利益率)8〜10%以上で優良同左ARR成長率・Rule of 40で評価61.4%※ 自己資本薄く割高表示
読み方(黒田・ウォンの視点):
同業(利用運送)として見ても借入は重い:アセットライトの利用運送は車両ローンが不要なため本来は借入が軽い業態。当社の借入(月商5.8倍・依存度63%)はトラック由来ではなく、不動産取得・SaaS投資・12月の大型調達(+6,289万円)由来。業態の標準より重い点は意識が必要。
ただし短期の支払能力は高い:流動比率270%、現預金1.29億円。ネット借入月商倍率0.5倍=実質ほぼ無借金で、足元の安全性は高い。
最大の課題は自己資本の薄さ:自己資本比率7.7%は中小平均(40%)・同業の目安(30〜50%)を大きく下回る。利益の内部留保で純資産を積み増し、二桁台へ引き上げることが、銀行格付け・追加調達余力の両面で優先課題。
SaaSはスタートアップ目線で別評価を:SaaS事業(粗利率約60%)は利益率単体ではなくARR成長率・Rule of 40(成長率+利益率≥40%)・NRR・バーンマルチプル・ランウェイで評価するのが適切。全社のレシオに薄まって見えるため、別建てのSaaS指標で追うべき。
※基準:BS=2026年5月末、P/L=FY2025上期(2025年10月〜2026年5月・8ヶ月)累計。月商=8ヶ月平均(24,642千円)。ROEは8ヶ月実績を年換算(×1.5)。営業利益率は管理用(経営セーフティ共済除外)。各目線の水準は一般的な目安で、企業ごとに適正値は変動する。実運送=道路貨物運送業の公表平均(自己資本比率約33%等)。すべて税抜・管理会計ベース。